糖質制限食品にも注意が必要?!
ダイエット=糖質制限という考え方が一般的に広がっているように思いますが、実はこれには注意が必要です。
短期的に痩せるために糖質制限をしたり、普段の食事から糖質を少ないものを選ぶようにしたり、なるべく食べないようにしたりこういう話をよく聞きます。
糖質制限のメリットといえば、簡単にカロリーがカットできることです。
なので、制限することで体重を一時的に落とすことは期待できます。
ですが、それで筋肉も一緒に落としてしまうことも多々あります。
トレーニングをしていても、筋肉がつかないという原因がここにあることも少なくありません。
糖質を摂ることによって、血糖値が上がるので、膵臓からインスリンというホルモンが出ます。
このインスリンは、血液中の糖分を、細胞に引き込むことによって、高くなった血糖値を下げる働きがあります。
ですが、この時に糖分だけではなくその他の栄養も引き込むことができます。
インスリンが出ることで、血液中のアミノ酸を細胞に取り込みやすくなるので、トレーニング後のタンパク質の補給にも糖質を摂ることで効率が上がります。
糖質カットや制限をすることで、この作用も低下しますので、結果的にトレーニング後の筋肉の合成を阻害してしまうことにもなります。
なので、トレーニングしても筋肉がつきにくいということです。
ただ、どうしても糖質=太るという風潮があるので、ダイエット時には避けてしまいがちです。
これは実際にあった話なのですが、しばらく運動ができなかったので、糖質の量を少なくしていたと。
糖質カットされたパンを食べていたそうです。
でも、最近太ってきた気がすると。
実際に体重を計測したら、4kg増えていて、体脂肪率は5%プラスです。。
何を食べていたのか聞いたら、糖質カットされたパンを食べていたそうです。
成分を調べてみると、確かに糖質量は少ないのですが、脂質の量が多い。
物によっては、約35gもありました。
一回の食事では脂質は20gには抑えたいところです。
それをはるかにオーバーしていました。
低糖質だからといって、脂質が高ければカロリーも高く、インスリンから得られるメリットも少ないので、結果的に太ってしまっていました。
脂質は飢餓に耐えるために必要なエネルギー源です。
極端に糖質をカットしすぎると、身体は飢餓状態になってしまいます。
そこに、糖質が少なくて脂質が多い食事をすると、飢餓に耐えようとして、脂質を溜め込もうとしてしまいます。
しかも糖質を摂っていない事により、筋肉が破壊されてしまっています。
筋肉が少なくなり、脂質が増える。。
なかなか恐ろしいですよね。
糖質制限食品を摂る際には、脂質の量も気にするようにしましょうね。
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